初の日本開催となる主催のeスポーツ大会「The Asia Pacific Predator League 2022 Grand Finals(アジア・パシフィック プレデターリーグ 2022 グランドファイナル、以下Predator League 2022)」を2022年11月11日(金)~11月13日(日)の日程で開催します。大会はコロナ禍以来、3年ぶりのオフラインでの競技実施を決定。大会の様子はオンラインで全日程を配信します。
ゲーミングブランド Predatorのブランド名を冠したeスポーツ大会Predator Leagueは、Acerが2018年度よりアジア・パシフィック地域においてeスポーツの発展と振興を願い開催している国際大会です。
今年で開催4回目を迎える本大会。2018年(インドネシアのジャカルタ開催)では参加数8か国1,199チームが、2019年(タイのバンコク開催)では参加数16か国3,530チームで賞金総額US$400,000を争いました。2020年フィリピン・マニラ大会には4,548チームが参加。結果、新型コロナウイルスの影響により開催が延期される事となりました。延期を経て、昨年2021年(フィリピン主催)は本戦をオンラインで実施し、17か国46チーム、賞金総額はUS$400,000を争いました。年を経るごとに盛り上がりを見せています。
本年度は、初の日本開催で、しかも3年ぶりのオフラインでの競技実施。コロナ禍による渡航の壁がありつつも、アジア・パシフィック地域から15の国と地域が参加予定で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を配慮し感染対策を実施したうえで、各国から予選を勝ち抜いた選手たちを日本にお迎えして開催致します。
本大会の採用ゲームタイトルは、PUBG: BATTLEGROUNDS (PUBG)およびDota 2です。参加する各国・各地域で今後行われる、予選を含めた賞金総額はUS$400,000。日本で開催する本戦の優勝チームには、賞金の他にUS$10,000相当のPredatorブランド等のゲーミングデバイスが贈呈されます。
日本からは、今回採用される両ゲームタイトルにそれぞれ代表チームが出場。PUBG: BATTLEGROUNDS(PUBG)は、2022年6月24日(金)から始まる、公式大会 PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP Phase2で勝利した3チームにグランドファイナルの出場権が付与されます。Dota 2においては、今後日本代表ドリームチームが結成される予定です。
詳細のアップデートをお待ちください。各種情報を公式Twitter@PredatorJPNから発信しています。ぜひフォローしてお待ちください。
PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP Phase2 公式サイト
PUBG: BATTLEGROUNDS © 2021 KRAFTON, Inc. All rights reserved.
本年度、PUBG:BATTLEGROUNDS Dota 2 において、オープン形式での予選は実施致しません。ご了承下さい。
2019年11月30日(土)より、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)のアジア大会「Predator League 2020」の国内予選にあたるJAPAN ROUNDがスタートします。
「Predator League 2020」決勝の舞台は、フィリピン・マニラ。今年は日本の参加チーム枠が増え、日本からは2チームがアジアでの戦いに挑みます。
国内で2度目の開催となる本大会は、どのようにパワーアップしたのでしょうか。主催者である、日本エイサー株式会社の谷康司さんこと”ドレッド隊長"に、この大会に込めた思いを聞きました。
Text:綾本ゆかり
「Predator League」は、Acerが手掛けるeスポーツトーナメントです。APAC各国で行われる予選を勝ち抜いたチームが決勝へ進み、アジア王者を決定します。『Dota 2』と『PUBG』の2タイトルが採用されていますが、日本は『PUBG』のみでエントリーしています。
もともと「Predator League 2018」から始まり、本年度は3年目となるのですが、初年度は日本での開催が間に合わず、出場を断念しました。なので、日本での開催は昨年の「Predator League 2019」からです。昨年のJAPAN ROUNDには、32チームが出場し、2018年11月末から3週間にわたって3日間の試合を行いました。
決勝は、2019年2月にタイ・バンコクで開催され、日本からはJAPAN ROUNDを突破した「Sunsister Suicider’s」が出場しました。大会に向けて結成した「ALIVE」というチアダンスチームや、メディアの皆さまと一緒に現地へ行って、仕事そっちのけで応援したのは記憶に新しいところです(笑)。それ以来、僕自身もすっかり『PUBG』の虜になりました。
このコンセプトには、応募条件さえ満たしていれば、プロもアマチュアも関係なく、どんなチームでも挑戦して欲しいという思いを込めています。日本代表チームになって、アジアで勝ちたいという志のあるプレイヤーは全員、「Predator League」で戦って欲しいと思っているんです。
国内では、公式リーグの「PUBG JAPAN SERIES(以下、PJS)」があり、3つのグレードに分かれたリーグ制で開催されています。しかし、この「Predator League」では、PJSのGrade1やGrade2に出場しているチーム、PaRに挑んでいるチーム、そしてそれ以外のチームも含め、すべてのチームが区切りなく一斉に戦います。これは、本大会ならではの面白さの1つだと思います。
PJSで国際大会へのチャンスを得るためには、Grade1まで昇格する必要がありますが、この「Predator League」では、どんなチームでも勝てば日本代表になれるチャンスがある。しかも、PJSとは違った短期間の大会ですから、安定した実力を持つチームに限らず、勢いのあるチームがJAPAN ROUNDを突破し、国際大会に出場する可能性もあります。
そうです。まさに、去年は「世界の名作劇場」の大躍進がありました。最終的には、PJSで活躍するプロチームの「Sunsister Suicider’s」が勝利したわけですが、「世界の名作劇場」は最後まで奮闘する姿を見せてくれました。
ちなみに、その後しばらくして「世界の名作劇場」はチーム解散となってしまったのですが、実は今年の「Predator League」で復活するんですよ。ぜひ注目していただければと思います。
前者であれば、Grade1チームの強さを改めて証明することになるし、後者になっても面白いですよね。個人的には、台風の目になるような新しいチームが現れることを期待しています。特に今年は、フィリピン・マニラでの決勝に2チーム出場できるので、甲子園で例えるならば”初出場・初優勝”のような、そういうチームとご一緒できても面白いなと。
参加チームの裾野が広がれば、『PUBG』の競技シーン全体レベルの底上げにも繋がると思いますし、アジアの強いチームたちとドンドン戦うことで、チームや選手の経験にもしていただけると思っています。今回のコンセプトには、そうやって少しでも「Predator League」がeスポーツシーンに貢献できたらという思いも込めています。
トーナメント期間については昨年と同様に3週間ですが、今年は各週に2日の試合を行うことで、計6日間に増やしました。1日の試合数も、4試合から5試合へ変更しています。
また、11月30日(土)から始まる1次予選ラウンドのWEEK1は、参加チーム枠の制限なし。すべての参加チームをグループ分けして試合を行い、獲得ポイントの上位24チームが2次予選ラウンドのWEEK2に進みます。
WEEK2には、勝ち上がった24チームと、PJS Season4でシード権を獲得したGrade1の総合順位トップ8チームを合わせた32チームが出場します。さらに、そのうちの上位16チームが、予選ラウンド決勝戦となるWEEK3に進出することとなります。
昨年は1チームを決勝の国際大会へお連れしましたが、今年はその枠を2チームに増やしました。今年はJAPAN ROUNDにも賞金を用意させていただくなど、さまざまな面でパワーアップしています。
「Predator League」は年1回の大会ですから、去年と同じではつまらないのと、僕らはデバイスメーカーですから、その点でも積極的に新しいことを取り入れて、昨年よりも進化した「Predator League」をお見せしたいと思っています。配信上での演出に関しても、新しい取り組みをする予定です。大会配信はWEEK2の12月7日(土)からスタートしますので、ぜひ楽しみにしていてください!もし、あれ?去年と同じじゃない?と思ったら、失敗したという事ですので、静かに暖かく応援していただければと思います(笑)。
この1枠を獲得するのは、なかなか大変でした。当初は、今年も日本には1チーム分の枠が割り当てられていたんです。でも、それでは去年と一緒になってしまう。僕たちは去年よりも、このトーナメントをもっと大きくしたいと強く思っていました。
なので、本社に「どうしても日本にもう1枠欲しい」と掛け合ったんです。日本は経済先進国だけれども、eスポーツ後進国なんだと説明して。これから伸びていく国だから、もっと「Predator League」を大きくするためにも、とにかく今年は枠を2つ欲しいんだよと。
それに対する本社からの返事は、「日本だけ特別扱いすることはできない」という冷徹なものでした。ところが、そのやり取りを見ていた今年の主催国であるフィリピンが、「持っている3つの枠のうち、1つを日本に譲る」と言ってくれたんです。本社も、主催国のフィリピンがそう言うならと最後は納得してくれました。
これには、今年2月のバンコクで日本の頑張りが認められたという背景があります。出場した「Sunsister Suicider’s」や、チアダンスチームの「ALIVE」、メディアの方々などを含めて、日本が頑張っている姿を見てくれた人たちが、日本に枠を譲ってもいいと言ってくれたんです。なので、今年2月に現地へ来ていただいた皆さんには、改めて感謝をお伝えしたいです。
はい、もちろん彼らの残した結果もあってのことです。正直なところ、日本チームが上位に食い込んでくるとは、ほとんどの人が思っていなかったんですよね。でも、彼らはドン勝を2回獲得して、総合5位に入った。この結果が、試合を見ていた人に大きなインパクトを与えたことは間違いありません。ハッシュタグ「#SSSWIN」がツイッタートレンド入りしたことも日本独特の事象でした。なので、応援してくださった視聴者の皆さんのおかげでもあります。
やはり同じタイトルでの大会という意味で、PJSというのは絶対的な存在です。でも、PJSに負けたくないと思っています。彼らと同じことをしていても勝てないので、PJSをリスペクトしながらも、僕たちの大会独自のことをやっていきたいと考えています。
もちろんeスポーツ大会なので、勝ち負けの緊張感の中で戦う選手たちの素晴らしいプレイを観るものですが、「Predator League」では笑いの要素やエンタメ性など、いい意味での緩さも入れていきたいと思っています。
主催者である僕たちが、大会配信に出演していく部分などですね。例えば去年、僕はアフロ部長として登場したんですけど(笑)。しゃべりは横にいるアフロANDOに任せていて、僕はしゃべらない。圧だけをかける役だったんですが、ピンマイクをつけていて、彼の耳元でささやき、全部声は拾われ放送されてしまい、爆笑をいただきました。
我々メーカーは、皆さんにとって顔が見えない存在になりがちです。でも、僕たちがこの「Predator League」を企画していて、僕たちがマーケティングや販売をさせていただいています。観てくださる皆さんと同等、もしくはそれ以上、僕らも楽しんでやっています。というのが見えるメーカーでありたいんです。というわけで、自分なりにPredatorを体現すべく、今年はドレッド隊長になりました(笑)。進化しないといけないので。
やはりゲームは、”楽しい”ことが絶対に外せないと思うんです。なので、大会配信を見て、「カッコよかった、凄かった!」というだけでなく、「楽しかった、面白かった!」と感じられる要素もプラスしていきたいと思っています。
「Predator League」に関心をお寄せいただきありがとうございます。いろいろな企画をご用意して、1人でも多くの皆さまに満足していただけるトーナメントを目指しています。皆さまからの励ましや声援に、プロの仕事でお返ししたいと思っています。ぜひ大会配信をご覧ください!
そして、最後になりましたが、チームをスポンサードされている企業の皆さま、大切なチームを「Predator League」へ送り出してくださってありがとうございます。我々の取り組みが日本のeスポーツ発展の一助となり、皆さまにお返しができればと思っております。頑張りますので、よろしくお願いいたします!